のれんは古くから商家の看板として活用されてきました。そのためか派生的な意味合いも多く、例えば「暖簾分け」という言葉がありますがこれは、奉公人や家人に仕入れ先や経営方法を教えて同じ屋号の店を出させることを言います。
また、店を閉める際、店先に掛けているものをしまうことから、店を閉めることを「暖簾を下ろす」とも言われます。他にも、スキャンダルなどが原因でその店の信用に傷がつくことを、「暖簾に傷がつく」という表現もしばしばされるようです。
会計学上では「のれん代」という言葉もありますがこれは、仕入先・得意先との関係や信用・名声など経済的価値のある事実関係のことを言います。また、法学上での暖簾は、得意先関係、仕入先関係、営業の名声、営業上の秘訣などの事実上の関係を総合したもののことで、一種の無形固定資産とされ、これは営業権とほぼ同様に理解されるのだそうです。
暖簾はここ日本で独自に発展したもの伝統文化品で、日本を代表する看板として人々の間で古くから愛され続けてきた結果、こうした様々な派生的な意味合いも生まれたのだと思います。